【メギド72】進め!ハルマゲドン対策本部

三流フォトンドリヴンのオオサンショウウオ、ぬしさんがゆるゆるとヴァイガルドを救うブログです。 Twitter→ @apiN6ySWRYXR2sd

フュージョン オブ プレイヤー アンド ソロモン王

ソロモン。



それはプレイヤーの総称の他に、メギド72という作品における主人公の呼び名でもある。この少年の名前はプレイヤーが自由に決められるが、作中の登場人物からは大抵「ソロモン」等と呼ばれている。

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余談だが、ぬしモンは彼には「ルー」という名前をつけてる。


言うなれば学校で教師を「先生」と呼んだり、会社で上司を役職名で呼んだりするようなものだと思ってる。(「ソロモン」と呼ばれる少年を、名前で呼んでくれる人はもういない、という話はさておき)

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主人公のソロモンには人格がある。当たり前だと思うかもしれないが、個人的に今までプレイしてきたゲームは"主人公の意思=プレイヤーの意思"になるものが多かったので、メギドをはじめた当時はかなり斬新だった。



ソロモンは正義感が強くお人好しで、且つ土壇場での頭の回転も早い。良心の擬人化なのではないかというほど作中でトップクラスのいい奴である。彼の心からの善性に絆されたメギドも少なくない。



こういった点から


「あー、こいつは私が操作してるけど私ではないんだな」


という事をしみじみと実感するのである。



これは、そう思っていた私が"ソロモンとリンクした瞬間"の話である。



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アバドンというボスがいる。物語の大きな区切りともいえよう三章のボスにふさわしい強さである。


いつもなら、私は新しいボスに挑む時は下調べをしたり、先輩友人モンに対策の相談をしたりするのだが、この時はストーリーの勢いに背中を押されてその場のノリでアバドンに突撃した。


編成はこう。

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俺ら初期メン!最高だろ〜!?



いや、だって!流れ的にこうでしょ!?もちろん相手はファイター1体だからワントップの方がいいことくらいわかってるけど!でもやっぱここは初期メン起用したくなっちゃったんだよ!


まあこれで負けたら別の編成考えるか……とは思ってたけど。


(それにしたって何でブネにアグリーデビル持たせたんだっけ私)



何はともあれ戦闘が開始。


開始してすぐにガバ発覚。



アバドンには感電が通らない!!!!!


すっかり感電させて禁断の書で吹っ飛ばす気でいた私は大いに焦った。(というか冷静に考えたら三章ボスがそんな簡単な方法で倒せたら苦労しないのである)


とりあえずはガープぼんでかばいつつマル子の覚醒を貯めて奥義を撃つ作戦に変えるも、効いてはいるけどものすごく効くという感じではない。ジリジリ体力を減らすことはできるとは思うが、そうなるとアバドンの特性"HP半分以下の時に攻撃力と素早さが1.5"が発動してしまって危険になる。


あとアバドンの通常アタックが4連撃なのが痛いし、スキルや奥義が列攻撃、全体攻撃だからかばうが通じないのも痛すぎる。ブネの覚醒スキルで覚醒削っても間に合わない……



一旦撤退して編成を組み直すか……いや、でもせっかくだしもう少し粘りたい……ただここから勝つにはどうしたら……何か決定打になる高火力の技があれば……このまま耐え続けたところでジリ貧だし、相手のスキルや奥義でガープ以外の皆もかなりボロボロで、バルバトスとアビシニアンの回復やフェルシュングでの蘇生にも限界が……



……ん?


"ガープ以外の皆もかなりボロボロ"……


つまりダメージを受けまくっている……



この時、私の脳裏に文字通り電流が走り、ある言葉が浮かんだ。



「『勝算がある!!!!!』」



早速、ガープとバルバトスには引き続き庇ったり回復したりする役割をやってもらい、"あるメギド"に優先的にチャージフォトンやアタックフォトンを回した。スキルフォトンが沸いたらなるべくこっちが取るようにして、アバドンにスキルを撃たせないようにした。



そして無事に覚醒ゲージが満タンになったその子にアタックフォトンを回して、"私達"は命じた。



「『頼むぞ!シャックス!!!!!』」



『どーなっても知らないよ!!!!!』



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技はもちろん"電電ぴよ祭り!"アバドンの攻撃を受け続け、レベルはとうに4になっていた。通常火力の6倍のダメージ。金のダイマックスひよこから放たれた稲妻は、半分弱残っていたアバドンの体力を一気に持っていったのだった。



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勝利リザルト画面で、私はしばらく溢れ出た脳汁の余韻に浸っていた。



不利だった形勢から一気に逆転した事。


初期メンで勝てた事。


初挑戦で全員生存できた事。


推しでとどめをさせた事。


そして何より、メインアタッカーをマルコシアスからシャックスに変えると決めたあの瞬間、たしかに"私はソロモンと心がリンクした"と思えた事。



その全てに感激したのだ。